組込みソフトウェア開発

IoT時代の組込みシステム構築技術

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組込み機器IoTシステム開発をワンストップでご提供します
既存の組込みソフト資産を生かしたIoT化を実現します

組込み開発では、センシングデバイス、制御デバイスの専門的な知識や、リアルタイム性、安全性を担保したソフトウェア設計技術が必要とされます。IoT化時代の組込みシステム開発では、これらの専門知識に加え、ネットワーク知識、セキュリティー知識も必要となります。当社では、長年の組込み機器開発経験に加え、これらの各専門分野のスペシャリストが多く在籍しており、組込み機器におけるIoTシステム構築をワンストップで実現します。また、お客様が持つ多くのドメインノウハウが詰まった既存の組込みソフト資産を活かしたIoT化開発にも力を入れています。

組込み機器のIoT開発に必要な専門知識
既存の組込み資産を生かしたIoT化
開発事例

組込み機器のIoT開発に必要な専門知識

組込み機器のIoT開発においては、特に以下の技術が重要となります。

センシング技術: IoT組込み機器は、様々なセンサーデバイスからの情報を意味あるデータとして変換し収集する役割を担います。温度、湿度、音、振動、重さ、圧力、加速度、光（画像）等多くの情報を組込み機器で収集する事が可能です。
制御技術: 組込み機器は情報を収集するだけでなく、集めた情報に反応し、モータや表示器等を制御します。ハードリアルタイムが求められる事が殆どで、複数の外部入力に対して、複数のデバイスを決められた正確時間で制御する為の特殊なプログラム設計技術を必要とします。
ネットワーク技術: IoT組込み機器は、インターネットを経由して様々な物とつながる必要があります。パソコンソフトとは違い、組込み機器をインターネットへ繋ぐためには、通信デバイス、ネットワーク規格、通信方法等の設計技術が必要となります。
セキュリティー技術: セキュリティーに関する知識も重要になります。組込み機器がインターネットに繋がる事で、今まで単体で動作する組込み機器には必要が無かった、収集データやプログラム情報の漏洩防止、制御の乗っ取り防止等の対策技術が必要になります。

また、当社では組込み開発以外に、スマートフォンアプリの開発、クラウドサービスの開発等も得意としており、システムトータルでご提案から作成まで対応可能です。

既存の組込み資産を生かしたIoT化

既存の組込み機器ソフト資産を最大限有効活用したIoT化も得意としています。

IoT機器は、ネットワーク技術やセキュリティー技術を必要としますが、それらの技術が容易に使用可能なライブラリが提供されているLinux等の汎用OSが選択されるケースもあります。ただし、既存の組込みソフト資産は、Non-OSであったり、RTOSを利用したハードリアルタイムシステムが保証される環境下での実行が前提とされており、汎用OS上への移植は困難となります。当社はこの様な悩みに対してもお客様のニーズ、規模に合わせて最適なシステム構成を提案します。

ソフト資産を有効活用したIoT化の例。

通信モジュールの追加: 画像処理や、ネットワーク機能等を備えた安価なボードを追加する事で、既存の組込みシステムをIoT化します。エッジデバイスには組込みLinux、Windows Embedded 等の一般的な汎用OSを組込み用に軽量化された物が利用されます。また、より軽量なArm Mbed OS、Amazon FreeRTOSを利用するケースも増えています。後者は共にRTOS上にIoT化に必要なミドルウェアが一通り提供されている為、エッジデバイスとしてだけでは無くソフト資産を生かしつつ、既存の組込みシステムの置き換えが可能です。
ハイブリッド制御: TOPPERSのSafeGを使用し、一つのプロセッサ上でRTOS（または非OS）と、汎用OS（Linux等）の同時実行を実現します。SafeGは、ARM Cortex-A シリーズのTrustZone機能を利用し、TrustZone（セキュリティー拡張エリア）で、RTOS（または非OS）のリアルタイム性を必要とする機能を実現します。TrustZone側に既存の組込みソフト資産を実装、Non-TrustZone側にLinux等の汎用OSを実装し、画像センシング、高機能UI、インターネット接続等を実現します。