経営情報

株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様へ

 東海ソフト株式会社は、2022年4月4日、東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所においてはスタンダード市場、名古屋証券取引所においてはプレミア市場に移行し2年が経過しました。今後は早期に売上100億円企業を目指し次世代へのスムーズな移行及び未来投資、人材育成、内部統制の充実、プロジェクト・品質管理強化に注力して参る所存です。


 さて、足元の景況は引き続き堅調ではあるものの、慢性的な人手不足が足かせとなっており、また今後は日銀の金融政策の転換による金利上昇に端を発する中小企業の設備投資の手控えも予想されます。ただ省人・省エネ・省資源を目的としたDX関連設備投資は拡大を続け、安定的な公共関連開発もデジタル庁の本格始動により活発化し、コロナ禍と内製化で伸び悩みを見せた車載関連開発もCASE(繋がる車・自動運転・カーシェア・電動化)やEV対応開発にシフトが進み、これらは当社の事業展開には有利に働くものと確信しております。


 また、中長期的な事業環境に目を向けると、世界の産業構造はindustry4.0やその先のsociety5.0の概念に加え、加速する生成AIの進化、またESG経営やSDGsに対する市場の要求により激変しようとしています。この激変するICT社会において、当社の得意技術に育った、FA分野における接続技術(IoT)や画像(AI含む)処理技術、製造業向けの生産管理(ERP)・製造実行管理(MES)、システム制御と監視(SCADA)システム、車や社会インフラ装置で培った組込み技術と金融・公共で磨いた大規模DBやクラウド技術等は、なくてはならない中核技術となってきております。当社は、ポストコロナで一気に加速するであろう、この絶好のチャンスを活かすと共に、上場企業としての社会的責任を自覚し、「DX関連開発で日本の産業界の発展を支えると共に、世界が掲げるSDGsの実現に資する」企業となるよう、役員はじめ従業員一丸となって一層精励して参る所存でございます。


 皆様におかれましては、今後とも、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


代表取締役会長CEO
伊藤 秀和

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